毎月大善院月例祭を執り行っております
大善院では毎月お不動さまのご縁日であります、28日午前10時より月例祭を開催致しております。
不動明王という仏さまは祈願寺院のご本尊としてお祀りされていることが多く、大善院のご本尊も不動明王です。
お不動さまがお持ちになられてる剣は不動剣と呼ばれ、心の中にある弱さ、悪、毒なるものを断ち切ります。
「不動心」動かぬ心。自他限らず必ず導く、必ず救うという慈悲に満ちた強い決心が、「動くこともなく」「消滅することもない」というお不動さまの姿勢であります。
お不動さまの縁日28日、この日はご利益が大きいと言われてます。
開運、運気上昇、厄払い、皆さまの願い事の成就を祈るご祈祷をとりおこないますので特別なご利益があるよう参拝しお祈りされてはいかがでしょうか。
どなたでもお一人様でもどうぞお気軽にお参り下さい🙏(宗旨・宗派は問いません)
お待ちしております。
お焚き上げは、平安時代に遡る深い歴史と伝統を持つ日本の宗教的な行事であり、その起源は仏教の柴燈護摩供や、陰陽師による宮中での国家安泰を祈る左義長など、多岐にわたります。これらの行事は、時間を経るにつれて変化し、現代では様々な形でその精神が受け継がれています。特に正月のどんど焼きやお焚き上げ供養は、その代表的な例と言えるでしょう。
どんど焼きは、正月飾りや歳神様を迎えた縁起物を焚き上げることで、無病息災や豊作を祈願する行事です。一方、お焚き上げ供養は、神仏や先祖の魂が宿るとされる御札や御守、位牌などを、敬意を持って焚き上げることにより、これらの霊的な存在を供養し、感謝の意を表します。
護摩供養法は、古代道教の儀式から発展したもので、御札を焚き上げることにより神仏に願いを伝えるという考え方は、現代の貨幣である「お札」の名称にもその名残を留めています。この行為は、神仏への祈りや願いを象徴的に空へと送り届けるという意味合いが込められています。
近年、お焚き上げ供養は、伝統的な宗教行事から一歩進み、遺品整理などの現代的なニーズにも応える形で行われるようになっています。例えば、両親が亡くなった後の空き家に残された遺品の中には、捨てるには忍びない、思い出深い品々が多く含まれていることがあります。これらの品々をお焚き上げ供養することで、故人への最後の敬意と感謝の意を表し、魂の安らぎを祈るという、新たな供養の形が生まれています。
このように、お焚き上げは単なる物品の焚き捨てではなく、神仏や先祖への敬意、感謝、そして願いを込めた深い精神性を持った行事であり、日本の伝統文化の中で重要な役割を担っています。それは、過去への敬意と現在への橋渡しを行う貴重な慣習と言えるでしょう。